関東の地は、もともと浄土真宗寺院の少ないところです。

　浄土真宗本願寺派（西本願寺）では、東京首都圏において、浄土真宗寺院を増やす方策として都市開教という活動を数十年にわたり推進しています。

　蓮正寺は、１９９２（平成４）年６月、埼玉県桶川市下日出谷に、その都市開教の布教所「浄土真宗本願寺派桶川布教所」として開設いたしました。

　その後、１９９６（平成８）年８月に、現在地に寺地を取得、１９９７（平成９）年４月１日に本堂・庫裏が完成し移転いたしました。蓮正寺は『こころ安らぐお寺』を目指して、都市開教活動を続けてまいりました。

　２０００（平成１２）年８月には、非法人教会「蓮正教会」として、浄土真宗本願寺派に正式に包括され、２００４（平成１６）年１月８日に、埼玉県庁より宗教法人の認証を得、同月１３日に宗教法人「蓮正寺」を設立し現在に至っています。

　ある先生（ご住職）から、「浄土真宗寺院の社会性とは、人々に阿弥陀仏の救いを伝え、安心を与える場所であることである」とお聞きしました。

　蓮正寺も「少しでも多くの有縁の方々の安心の場所、こころ安らぐ場」となるように努力させていただきたいことであります。