法事を勤めるにあたり

 法事は、正式にはお寺の本堂か、ご自宅の仏壇の前でお勤めします。日程が決まりましたら、お早目にご連絡下さい。

 

 また、墓園(霊園)の式場でもお勤めすることができます。墓園で勤める場合は、墓園に予約する前にお寺と日程を調整していただけると助かります。

 

 蓮正寺とまだご縁のない方の法事もお勤めいたします。

 

 近ごろは、「葬儀は済ませたけれども、その後の四十九日の法要からを勤めてもらうお寺を探していた」と訪ねて来られる方が増えています。そのような場合もお気軽にご相談下さい。

 

 

法事を勤める際に用意する物

◎過去帳(または位牌・繰り出し位牌・法名軸など)

◎供物(生花1束・果物・菓子)

◎写真(小サイズでもいいです)

※供物は、無理のない範囲でご用意下さい。

※写真は、任意です。

 

<葬儀で使用した「白木位牌」について>

 白木位牌は、仮の位牌です。

 葬儀が終わりましたら、過去帳(または位牌)を用意しましょう。

 白木位牌は、お寺でお引取りいたします。

 

※過去帳の記入は、お寺でいたします。

 法事に先立ち、ご連絡の上、お持ち下さい。

 

 

法事の意味

 法事は「故人の霊を慰めるためにお経を上げてあげる」とか「法事を勤めることによってご先祖を安心させてあげる」といった追善供養のために勤めるものであると、一般的には思われているようです。

 

 しかし、亡き方を救い、お浄土でお悟りの仏とならせて下さるのは阿弥陀如来さまです。

 

 したがって、亡き人のために追善する(善をふり向ける)必要もなければ、そのようなことができる力は私たちにはありません。

 

 法事とは「仏法の行事」ということです。仏法(仏さまの教え)は、私たち一人ひとりのために説かれたものです。

 

 法事を勤めて亡き人を偲び、感謝の気持ちを表すという意味では、亡き人のためということもできますが、法事の場に参集した家族、縁者の一人ひとりが亡き人を偲びつつ、仏法を聞かせていただく、そこに法事の最も大切な意味があるのです。

 

 

法事の種類

<中陰法要>

中陰とは、亡くなってから四十九日間を言い、亡くなった日から数えて七日目を初七日、次の七日目を二七日(ふたなのか)、以後三七日(みなのか)…と勤めます。

 

特に、最後の七七日(四十九日)法要は満中陰として、丁重にお勤めします。

 

「四十九日法要は、三月(みつき)にまたがって勤めてはいけない」と言われることがありますが、それは全く根拠のない迷信です。

 

<百ヵ日法要>

亡くなった日から百日目に勤める法要です。

 

<年回法要>

一周忌・・・亡くなってから1年後。

三回忌・・・亡くなってから2年後。

七回忌・・・亡くなってから6年後。

七回忌以後は、

十三回忌・十七回忌・二十三回忌・(二十五回忌)・二十七回忌・三十三回忌・五十回忌となります。

 

<祥月命日法要>

年回法要以外のご命日をご縁として勤める法要です。

 

<建碑法要>

墓碑を建てた時に勤める法要です。

 

<納骨法要>

お墓にお骨を納める時に勤める法要です。

一般的には、四十九日法要の日に勤めることが多いですが、時期に関しては特に決まりはありません。

  

<入仏法要>

ご家庭の仏壇に、新たにご本尊をお迎えした時に勤める法要です。

 

 

喜びの法要・儀式

<仏前結婚式>

深いご縁によって夫婦となることができたことに感謝し、仏さまにお参りします。

 

<初参式(初参り)>

恵まれたいのちに感謝し、仏さまにお参りします。

 

<恵みの参拝(七・五・三)>

多くの恵みのお陰で成長できたことに感謝し、仏さまにお参りします。

 

※初参式・恵みの参拝(七・五・三)の受付も致しております。